NBC長崎放送

2026/09/20/10:00

新窓をあけて九州 おばあちゃんは看板娘~家族で守る幻の味~

2026年9月27日あさ10:00~10:15

 

長崎県長崎市茂木町におよそ50年店を構えている「田口天ぷら店」。店の看板娘は、二代目の田口ハルヱさん93歳です。

息子の妻のみつるさん(54)と二人で店を切り盛りしています。二人は息のあった名コンビで地元でも有名です。

家でも店でも喧嘩をしながら、本音を言い合える本当の家族になっていきました。そんな二人が朝9時から仕込みを始める天ぷらは毎日約12~13種類並びます。

長崎の味である甘い唐揚げや旬の野菜を使った天ぷらも人気です。「長崎の味を食べたかったら、ここの天ぷら!」長崎を離れても、田口天ぷら店の味を求めて、東京や大阪から訪れる客もいるほどです。

そんな田口天ぷら店で、特に人気なのが、地元の魚を使ったすり身揚げです。

年々漁獲量が減っているため、毎日水揚げされるとは限りません。水揚げされないと店に並ばないことから「幻」と呼ばれる一品です。

最近はハルヱさんの手足が思うように動かなくなり、家族みんなでそのすり身揚げを作っています。その日獲れた魚を孫が捌き、息子が練りあげ、娘が揚げる。肝心の味付けを孫が引き継ぎましたが、最後はやっぱりハルヱおばあちゃん。

レシピでは説明できない、おばあちゃんの味があります。家族総出で「幻のすり身揚げ」を引き継ぐ田口天ぷら店。

「元気の源は店に立ち続けること」と話す93歳の看板娘ハルヱおばあちゃんと「幻の味」を支える家族の物語です。

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