温もり
大学時代の同級生と二年ぶりに会いました。
都会の女子高で英語教師をしている友人です。
二年前も、今回も、修学旅行の引率で長崎にやってきました。
大学時代、私は就職浪人して卒業が一年遅れ、
彼女は留学していて一年卒業が遅れたこともあり、
学生生活最後の1年で特に仲良くなりました。
ランチに具雑煮を食べながらのおしゃべり。
今年から修学旅行のコースが少し変わって、民泊が組み込まれたそうなのですが、
生徒の中に、
「コミュニケーションが苦手なので、知らない人の家に泊まったり話したりするのは嫌だ」
といった理由で、修学旅行に行かないと言ってきた子が複数人いたそうです。
民泊中は、交流の妨げにならないよう、
携帯電話やスマートフォンを先生が預かることになっていて、
保護者の方も、「連絡が取れないのは不安だ」
「先生が一緒にいない中で知らない人の家に泊まらせるのはちょっと、、」
という感じだったそうです。
結果的に、無事、修学旅行には参加したらしいのですが、
その話を聞いた私、気が気でなく、
「で、その子たち、どんな様子だったの?」と、すかさず聞きました。
「それがさ。 すっごく楽しかった!!! って喜んでた。」 ですって(笑)
よかったー。 民泊の受け入れ先の皆さん、この上なくナイスです☆
そう。いつの時代も、人の温もりに勝るものはないのデスよ。
これをきっかけに、少しずつ、その子たちの世界が広がっていくとよいなと思った次第です。
まだいくらでも変わっていけるのですから。
彼女が最後に渡してくれた手土産。
あとで気づいたのですが、中にメッセージカードが入っていました。
内容は一言でしたが、すごく嬉しかったです。
うん。やはり、人の温もりに勝るものはない!
再会は、自由行動時間内のわずか2時間でしたが、
彼女の話と些細な気遣いに心温まり、私も見習わなくちゃ、と思わされました。