2026/06/09/14:04
世界一の九州が始まる! 『「燃やせば宝」循環型シイタケファームの挑戦』
長崎県南島原市、雲仙山麓の豊かな自然に囲まれた場所に、未来の農業のヒントがありました。肉厚で旨味の強いしいたけを生産する農事組合法人サンエスファーム。ここでは、これまで処分されていた「使用済み菌床」を再利用し、栽培に必要なエネルギーを自ら生み出しています。
しいたけ栽培で大量に発生する廃菌床。その処分に頭を悩ませていた代表理事の長橋世紀さん(77)は、「このゴミを資源に変えられないか」と考えました。そして長崎市の企業・三基とともに開発したのが、廃菌床を燃料として活用するバイオマスボイラーです。水分を多く含み、燃えにくい菌床を安定燃焼させる独自技術によって、培養室の温度管理や乾燥工程に必要な熱を生み出しています。
廃棄物だったものが、農場を支えるエネルギーへ。そこには、資源を循環させながら持続可能な農業を実現しようという強い思いがありました。
さらにサンエスファームでは収穫体験や工場見学を行い、さらには“しいたけバーガー”や“しいたけソフト”などを提供する飲食店にも挑戦。生産から消費までを一つの循環としてつなげています。
南島原から始まる、小さな循環の大きな挑戦です。
