2024/03/13/14:02
新 窓をあけて九州「魚と私」
幼い頃から魚好き。
研究室でも水槽に魚を飼うほどです。
長崎大学水産学部教授、山口敦子さん。
一度は諦めた魚類学者の道。
けれど紆余曲折の末、東京大学大学院を経て研究者になりました。
先生がライフワークとしている「ナルトビエイ」は、自らが新種を発見し、
新たな学名を付けたものです。
20年近い研究で、ナルトビエイの受精卵は9ヶ月半も休眠することが判明。
この休眠が意味することとは・・・。
水産県長崎、水揚げされる魚の種類は日本有数です。
それは今に始まったことではなく、明治末から昭和初期の20年をかけて作られたグラバー図譜からもわかります。
長崎に水揚げされた魚を集め、図譜を作ったのはあのグラバーの息子、倉場富三郎。
その精緻で美しい魚の博物画のとりこになった先生は、魚を愛した富三郎に自分を重ねているのかもしれません。
魚を愛する研究者の姿です。
新 窓をあけて九州「魚と私」
放送日時:4月28日(日) あさ10:00~10:15