2025/05/09/9:50
世界一の九州が始まる! 「彼杵」から「SONOGI」へ!
長崎県東彼杵町で生産されているそのぎ茶は、
県内生産のおよそ7割を占める県を代表するお茶です。

全国でも珍しい「蒸し製玉緑茶」の製法を用いており、
茶葉をまっすぐ整えないことで、お茶本来の甘みを引き出しています。
弧を描く茶葉はゆっくりと開くため、まろやかな旨味と甘みが凝縮され、
二煎目までしっかりとした味が楽しめると、
製茶問屋・西海園の二瀬浩志社長(53)は語ります。
その品質は高く評価されており、
全国茶品評会や日本茶AWARDで日本一に輝きました。
しかし、お茶の生産量をみると長崎県のそのぎ茶は国内全体のわずか1%ほど。
そのため知名度が低いという課題がありました。
海外で日本茶ブームが起きる中、
この知名度の低さや、難読な地名「東彼杵(ひがしそのぎ)」が
海外で分かりにくいという課題を打開するため、行政と生産者が動き出しました。
東彼杵町役場の小森竜樹地域プロジェクトマネージャー(48)は、
「永遠に量では勝てない」ことから、
他がやっていない「スーパーニッチ」な市場を狙う戦略を打ち出しました。

そのアイデアの一つが、お茶を練り込んだ麺「SONOGI茶NOODLE」の開発です。
試行錯誤の末、風味をしっかりと感じられる幅2センチの平麺が完成しました。
長崎「彼杵」から世界の「SONOGI」へ、そのぎ茶は新たなステージに踏み出しています。
世界一の九州が始まる! 「彼杵」から「SONOGI」へ!
放送日時:11月2日(日) あさ10:15~10:30
