2025/05/09/9:50
世界一の九州が始まる!「ようこそ、平戸まるごとホテルへ」
かつては海外との貿易が盛んに行われていた港町、長崎県平戸市。
人口減少や空き家の増加など地方が抱えている問題を解決しようと、
平戸市がまちの事業者と手を組み、今年6月に新たな事業をスタートした。
それが、まち全体をひとつのホテルに見立てたイタリア発祥の観光まちづくり
「アルベルゴ・ディフーゾ」だ。
日本語では “分散型の宿”を意味し、
地域に点在している空き家や空き店舗を
まちの事業者がホテルやレストランに改修することで、
まちの全体で観光客をもてなす。
この事業に参加している施設は現在6件。
その中の1つ、宮の町に構える居酒屋「おんちゃん」では
オーナー小楠傑さん(45)が、通りの賑わいを取り戻したいと、
玄関先に地元の人と観光客が集う立ち飲みスペースを整備。
「平戸を訪れるきっかけを作りたい」と話す。
宿泊者用にと考案された朝食には、
地元の店から仕入れた豆腐やアジの干物など使い、
平戸の食も堪能できる。
また移住歴18年、オランダ出身のレムコー・フロライクさん(44)は、
明治時代に建てられたとされる国登録有形文化財の木造建築を
ゲストハウスに変えた。
宿の細かいつくりには当時の生活や文化が残り、海外からの宿泊者も驚くばかり!さらに、この取り組みを起点にまちの事業者同士がつながり、平戸を盛り上げようという熱意が広がり始めている。
まちの課題を武器に変え、まち全体でもてなす唯一無二の観光まちづくりに迫る。
世界一の九州が始まる!「ようこそ、平戸まるごとホテルへ」
放送日時:9月21日(日) あさ10:15~10:30