NBC長崎放送

2016/10/03/20:24

第10回 10月3日放送

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今回の情熱人は、

嬉野市嬉野町の春日地区で廃校となった分校を活用して

カフェをオープンした中林正太(なかばやし・しょうた)さん

 

嬉野町の春日地区は、嬉野温泉街から車で15分ほどの山手にある地区。

山の木々はもちろん、坂道になった道沿いには田んぼがあったりと、

行くだけでなんだかほっとするような場所。

 

その場所にあるのが、

廃校になった吉田小学校の春日分校を利用した分校カフェharuhiです。

外観

旧春日分校は平成13年に廃校になった後、

地域の公民館代わりに利用される時期もあったそうなんですが、

その後は特に、活用方法も決まっていなかったそうです。

 

そんな中、建物のかわいらしさと、

周りの自然豊かな風景に魅せられた中林さん。

 

「この素晴らしいロケーションを守るためには自分に何ができるのか」

「この風景を知ってほしい」とカフェをオープンすることを決意。

 

市に相談し、賃貸契約を結び、

今年の3月に“分校カフェharuhi”としてオープンしました。

店内 (1)

黒板のある教室をそのまま利用した店内には16席。

日替わりのランチと、季節に合わせた手作りのケーキなどスイーツが味わえます。

料理3

これまでも、農業体験のバスツアーなどを企画して、

地域活性化に取り組んでいた中林さんは、

本業の介護事業所の経営をしながら、週末だけオープンする分校カフェを営んでいます。

 

その原動力は?と尋ねると、

「活動をする中で、参加した人が感動してくれたり、

地元の人も訪れた人との交流を楽しんだりされている様子を見て自分自身も感動して、

幸せを感じたからかもしれない」との回答。

 

このカフェを通しても、様々な交流が生まれています。

野菜が採れたよと提供してくれる人がいたり、

訪れた人に春日の自然の良さを語ってくれる人がいたり。

 

分校カフェharuhiの取り組みを通して、

「自分でもこういうことができるなとか、一人でも多くの人が思い立って、

行動する人たちと一緒に何か一緒にできて、気づけば、

嬉野を訪れてくれる人が増えたねという状況になればいいなぁ」と目標を語ってくれました。

 

“haruhi”という名前は地区名の“春日”からきています。

そんな風に地域の人や、想いを大事にしている中林さん。

そんな中林さんだからこそ、きっとその想いも周りに伝わると思います。

今後の活躍も楽しみにしています!

 

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