第667回長崎放送番組審議会
第667回長崎放送番組審議会
1.開催日時 令和8年5月11日(月)13:30~
2.開催場所 長崎放送本社ビル 10階 役員会議室
3.委員の出席(敬称略) 糸屋委員長 森永委員長代理 永江委員 船橋委員 栗山委員
(欠席)髙村委員 金澤委員 山口委員 内海委員 菅委員
4.社側出席者 代表取締役社長 東 晋
取締役業務局長 山中 勝司
執行役員報道メディア局長 中島 三博
報道メディア局 岸 竜之介
(事務局)
業務局編成部長 米村 仁士
総務技術局総務人事部 光山 耕二
5.議題
(1)開会
(2)社側挨拶
(3)審議
『世界一の九州が始まる!「折れない!さびない!緩まない!ボルト職人の志』
… 2026年3月22日(日曜日)10:15~10:30放送
(4)閉会
6.議事概要
長崎放送は5月11日(月)第667回番組審議会を開いた。
冒頭、東晋社長は、4/20の夕刻三陸沖でマグニチュード7.7の地震があったことに触れ、NBC及びJNN系列でも津波情報等の特番を放送した旨、5/3にNBCが実施したブラス&マーチングフェスティバルに2600名もの来場者がありいい大会となった旨、「バナナマンのせっかくグルメ」が佐世保を題材にした放送だった旨などを報告し、3月22日に放送した『世界一の九州が始まる!「折れない!さびない!緩まない!ボルト職人の志』の審議に入った。
【番組審議委員の主な意見】
・主人公濱田社長の存在感がよかった。この方の夢の実現も含め、非常にロマンのある番組だった。ボルトの説明をしているときの社長の嬉しそうな自信にあふれた表情は、ボルトに対する愛情や愛着を感じた。小さな頃からこの仕事を身近に感じ過ごしてきたことがよく分かった。ボルトを見て「滑らか」とか「きれい」とか、そういう感性はすごいと感じた。子供の時からの夢を実現できている幸福感や、造船の町長崎において、造船だけではなく洋上風力や建物・橋梁と、仕事を発展させていくたくましさも感じた。ボルトの製造方法で転造という、プレス機で圧縮してヤマをつくるという方法。これまで切って作っているとばかり思っていた。スキのない構成で見ごたえのある作品だった。
・ねじ一つ、の話だが、とても楽しませてもらった。僕ら男の子が子供のころに好きだったギミックがたくさん盛り込まれていた。幼いころに文集に綴った夢を実現しているところにイチロー選手を彷彿とさせる情熱が、うまく描かれていた。九州の地方都市長崎から世界を目指す企業の底力を描き出しており地域放送局ならではの非常に意義のある番組内容だと感じた。特に印象に残ったのは、技術の紹介だけにとどまらず、職人の志という点に踏み込んでいること。折れないさびない緩まないといった性を、イラストや実験映像・マクロ撮影を駆使して視覚的に証明しており、子供たちにもその技術のすごみが直感的に伝わる内容だった。シリコンウエハーや、AIといった現代において、人間の感覚の残るこうした真摯なモノづくりの姿勢は、多くの製造業の皆さんに勇気を与えると思う。私の住む諫早にも漁網メーカーがあり、素晴らしいものを作っていて、熊本の震災時にも役に立っている。機会があればぜひ取り上げてほしい。放送時間に限りがあると思いますが、この技術をどのように継承していくか、という部分に踏み込んでもらってもよかったと思う。地域経済において、後継者不足が課題となる中、若い世代がこの番組を見て、継承につながってくれればいいと思う。最後に、日本の誇りを感じさせてくれるいい番組で、スタッフの皆さんの丁寧な取材に敬意を表します。岸さんのナレーションも勢いが感じられよかったと思う。
・濱田社長のことは知っていたが、あんなにすごい会社だとは思っていなかった。名村造船所の9割のシェアを持っているだなんて、驚きでしかない。昔はなまくらネジと思っていた日本のネジが、こんなにすごくなっていることにも驚いた。「たかがネジ、されどネジ」というのはいい言葉だなと思った。とてもいい番組だった。
・長崎に住んでいても、知らない工場、知らない会社、中身はすごい会社が、あるんだなと感じた。金属加工で世界トップレベルの工場があるということ自体初めて知った。大体長崎は、造船と石炭が下火になって一次産業と三次産業が目立つ中、製造業でこんなに個性的で強い会社というのは少ないと思うがここはすごいと思った。大きいボルトの存在、転造という製法、いずれも初めて知った。世界に誇れる会社でしょうから、そういう志の企業が長崎にあることは本当に気持ちがいいことだ。いい番組だったが、強いて言えば内容が詰め込みすぎで、一つ一つをもう少しゆっくり見たかった。いくつかを割愛して、スピード感を下げた方が視聴者の理解も追いつくのではないかと感じた。やはりNBCの番組には、説明なしで観る人に理解をさせるというすごみがあると思う。1テンポ落としてもよかったかなと思う。
・ボルトという地味な素材を最後まで面白く観られた、というのはやはり濱田社長の夢を抱いてそれを実行して実現して世界に羽ばたいているところだと思う。社長のボルトを見る目が本当に幸せそうで、そういう風に自分の仕事を見返ることができる方が羨ましい、と思ってみました。また、基本的にお客様からの要望は関内と断らずできる方法を探して答えを出す、というところ、ここは本当の誇りの部分なのだろうと思った。シビックプライドというか、長崎に住んでいる人間として誇りに思えるいい番組だった。
以上
