NBC長崎放送

2023/06/19/13:30

第639回長崎放送番組審議会

第639回 長崎放送番組審議会 

令和5年6月19日(月)13:30~

NBC 10階 多目的ホール

議事次第

(1)開 会 

(2)社側挨拶    

(3)審 議

(4)下田委員退任ご挨拶

(5)連絡事項

(6)閉 会

 

 

議事の概要

番組審議  「TBS全国ネット番組について」

 

「JNN九州・沖縄地区 番組審議会 委員長会議」(本年は文書開催)に向けて、TBSの全国ネット番組と放送全般に

関して審議した。

 

 

【番組審議委員の主な意見】

■報道・情報番組について

●「THE TIME,

安住アナウンサーの人柄の良さそうな明るい司会は嫌味がなく朝の顔として最適だと思う。

金曜日担当の江藤アナウンサーは、派手さは感じないが、安定したアナウンスと落ち着いた声質で好感が持てる。

中高生ニュースや朝の目覚めの音等の工夫があり朝の爽やかなアクセントになっている。

 

●「情報7daysニュースキャスター」

・週末に気軽に見られる報道番組。一週間の流れがわかるし、話題の取り上げ方も興味深い。

・コメンテーターや専門家の発言はわかりやすくユーモアがあり、興味津々でついつい見たくなるものが多い番組。

・MCを務める安住紳一郎さんと三谷幸喜さんのコンビネーションがすっかり板についており、これを見るのも楽しみの一つ。

  

●「news23

 ・落ち着いた雰囲気のニュース番組で、丁寧な説明で伝えてくださる印象。今、何のニュースを伝えているかが左上に

 表示してあるので、よりわかりやすいと感じた。

 

バラエティについて

●「マツコの知らない世界」

いつも独特の世界観を持って突き詰めている人がいること、その情熱と行動力、知識の豊富さに驚かされる。

色々なジャンルの得意分野を持ち込むゲストとマツコとのトークが破綻しそうで破綻しない危うい掛け合いは面白い。

・あまり気にもかけない物やことに、はまってしまった出演者の方々が、得意そうにこだわりを持って薀蓄を語る姿は本当に

 楽しそうで見ていてうらやましささえ感じる。

 

●「アッコにおまかせ!」

・テーマは芸能ネタが中心だが、時にはタイムリーな政治、社会問題などもわかりやすく取り上げるところが面白い。

アドリブのきいたコメントができるレギュラーやゲストが多いためソフトタッチな面もあり、バランスが取れている。

 さすが長寿番組だと思わせる雰囲気がある。

 

●「世界遺産」

・世界遺産の被写体自体がもつ魅力もあるのだろうが、やはりその映像技術は目を見張るものがあり、映像の美しさが

 素晴らしく、いつも魅了されている。実際に「訪れた気分」になれ、実際に「訪れてみたい」と思いたくなる番組。

 ・日曜日の夕方の定番番組。映像が美しく、杏のナレーションもよくあっていると思う。また、通常ならみることの

 できない儀式なども見られるので貴重な番組だと思う。

 

●「バナナマンのせっかくグルメ」

・番組で北広島市を初めて知り、エスコンフィールドを初めて知り、各種のエンターテインメントはすごいと思った。

 長崎のスタジアムシティも中身はかなり違うと思うが、楽しみだ。

人気絶好調のバナナマンの人柄溢れる番組。グルメだけでなく、その土地や人の魅力を良く引き出してくれていて、

 非常に興味深く視聴している。グルメも土地の有名名物だけでなく、住人お勧めの素朴なお店の登場が嬉しい所。

 

■ドラマについて

●「ラストマン」

・一回一回おもしろい。テンポが速くて退屈しない。笑える場面が散りばめられ、アクションがあり、謎解きも分かりやすい。

 種明かしの結果に現実味がないという声を聞いたが、別に厳密なリアリティは必要ないと思う。上質な娯楽ドラマだと思う。

・出演者の顔ぶれも揃っていて面白い。脚本も奇想天外ながら、次回を期待させる作りで凝っている。

 視覚障がい者の描き方がどうなのだろうと興味を持ってみていたが、ドラマとして面白くするための誇張はあるにしても、

 福山雅治さんがよく勉強して頑張っていると思った。

福山雅治と大泉洋のコンビということで、キャスティングだけで見せようとしている感があり、あまり期待して

 いなかったが、脚本が黒岩勉だったので、見るようになった。脚本がいいので、ストーリーとして面白く楽しみに見ていた。

 

■スポーツについて

・中継などはあまり見ないが、スポーツニュースの競技の種類が増えてきたように思う。

・スポーツは全般いろいろみる。司会者や解説者の選択は重要な要素だと思うし、総じてその点は遜色ないと思う。

 

■最近の報道姿勢について

・「報道特集」や「news23」は評価している。

・事件が起きると、朝からどのチャンネルも、まだ真偽もわからない段階での情報を延々と流している。

 もう少し状況がわかって、事実関係が明らかになってから、きちんと報道して欲しいと毎回感じる。他の大事な

 ニュースが飛んでしまっている。

戦争や国防について、ウクライナ以降、一年半でがらっと報道の雰囲気が変わった。タブーであったことを語れる

 ようになったという空気がある。個々人の政治家が、それぞれの主張をするのは自由だが、メディアがともすれば

 同じ方向でものをいうのは恐ろしい。

現在起きているニュースだけではなく、今までの問題を振り返る形で検証し、視聴者に対する真摯さをアピールして欲しい。

 

■他系列に比べての評価

・報道番組は定評どおり充実感があると思う。特に、キャスターの番組進行方針やコメンテーターや解説者を誰にするかと

 いった点において、当該番組の主体となる視聴者層に応じて柔軟に対応している感があり、視聴者の立場からは興味の

 沸く報道番組が多いのではないかと思う。

安住さんをはじめとする好感度の高いアナウンサーの方が多く、また番組進行が堅実で落ち着いているため、安心して

 見ることができる。

バラエティは幅広くテーマ性のある番組が多く、また、ドラマは話題性のあるものが多いと感じる。

「報道特集」のように、しっかりした視点を持っての取材による番組を長年にわたって作り続け、しかも、土曜の夕方

 という時間帯に継続していることはすごいことだと思う。これからの時代は、局としての方針を持って報道することが、

 ますます大切になってくると思うので、長期的な取材をできるような体制づくり、人材づくりを継続して欲しい。

チャンネルの多様化に従い、興味のある分野、見たい番組にピンポイントで向かうようになっていて、「局の傾向」を

 意識する機会があまりない。

 

■今後放送してもらいたい番組

・国内外の政治、経済、文化等のタイムリーな報道・情報番組。

・わかりやすい解説を交えた歴史の謎解き番組。

・自然・環境問題をテーマにしたドキュメンタリー番組。

・サッカー代表戦、プロボクシングのタイトル戦。

・昔のドラマの再放送がある時、家族がよく見ているので、一緒に見ることが多い。よい作品は古さを感じない。

 会話や展開のテンポがゆっくりしており、今だと半分の時間になるだろうなと思いながら見ている。

 それだけせわしなくなっているのだと気づく。アーカイブで良い番組を上手に活用して欲しい。

 

■その他

・日本はこの30年で若者が3分の1に減少しているのに、なぜ若者相手の番組が多いのか。それもテレビを見ない

 世代の若者に、疑問に思う。

 

 

審議出席委員(敬称略)

中田慶子委員長 森永玲委員長代理 船橋修一委員 糸屋悦子委員

金澤昌江委員  栗山次郎委員   下田政彦委員

 

(書面提出) 永江圭爾委員  髙村敬子委員

 

 

社側出席者

  代表取締役社長              東 晋

  常務取締役                梅田 泰彦

  執行役員報道メディア局長         下田 智行

                                              

(事務局)業務局長              塚田 恵子     

      編成部              香野 由佳  

 

 

 

 

 

以上

 

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