NBCでは、1952年に
「長崎平和放送」として
開局して以来、
原爆被爆者の取材を
続けてきました。

『核兵器とは
どのような兵器なのか』

記録してきた被爆者の声を通して
「平和」「核のタブー」を
発信
する取り組みを続けています。

被爆者の証言を伝えるラジオ番組「被爆を語る」をはじめた
のは
1968年。
番組は現在も続いていて、
2025年で放送3660回、
被爆者の声は1000人を超えました。
(『長崎は証言する』
毎週土曜日午前6時40分~)

番組の取材・編集は、ベテランから
新人まで記者全員で担当
します。
被爆者が一言一言
ふり絞りながら語る被爆の実相は
鮮明で心に訴えてきます。

被爆80年の2025年からは、
ライブラリーに音声と映像で残る
「被爆者の声」を掘り起こし、
改めてテレビ・ラジオ・WEB
サイト
で発信しています。

これらの長年の取り組みが
評価され、2025年に
第51回放送文化基金賞
(放送文化部門)を受賞しました。

被爆者が高齢化し、一人、また一人
と亡くなっていく中、
後世にどう
「No more…」の思いを残すのか。

被爆地の放送局として、先輩記者
たちが示してきた「歴史への責任」
そして
「伝えるだけではなく伝え続ける」
との思いを受け継ぎ、
発信を続けて
います。

報道メディア局長 中島三博