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NBCニュース

09月11日 18時57分

経験者がつくる不登校・引きこもり情報誌 [長崎]

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夏休み明けの9月学校に足が向かなくなる子どもが多い時期でもあります。
今日の特集では、“独りではないと伝えたい”不登校や引きこもりの経験者たちが製作している手作りの本「今日も私は生きてます。」を紹介します不登校や引きこもりの読者から届いた悩みや自虐が並びます。

5年前に出版をはじめこれまでの4号で購読者は県の内外で3千を越えます。
手がけているのは不登校・引きこもりの経験者たち。
印刷まで、全てが手作りです。
(代表・古豊さん32歳)「学校は命をかけてまで行くところではないなと思っているので。
周囲にも分かってほしいし、本人が自分にそういうのは難しいかもしれないけど、そう思ってくれるような反響があるといいなと思います」
現在、県内には1800人あまりの不登校の児童・生徒がいて、中年世代の引きこもりはおよそ6千人にのぼります。
(息子(22)が約4年ひきこもり50代母親)「買い物に行ったりとかご飯を食べに行ったりとかたまにはするんですけど、基本的には家にいるという感じですね。不登校というのはとんでもないこととかそういう常識にとらわれていた」
本を製作するグループの代表、古豊慶彦さんは中学高校と不登校でした。
その経験から、思いを他の人と共有できることが必要だと感じています。
(古豊さん)「自分は必要ではない人間だなというのはすごい思ってましたね。
死ぬことを積極的に考えるというよりは、生きることを考えられないので、そうなると死ぬしかないよなと。
もしかしたら当時の自分はそれ(情報誌)を見たかったかもなと思って作って」
当時自分を助けてくれた支援団体の大人のように誰にも相談できない当事者たちに“1人ではない”と伝えたい。
本には不登校や引きこもりの克服法はあえて載せません。
(古豊さん)「ひきこもりっていう名前は付いてるけど、自分の好きなこととか趣味みたいなものでも繋がれるような(本が)あったらいいねってなって。
見る人が見たら共感とかヒントはあると思うので」
こだわっているのは経験者ならではの実用的な情報を載せること。
こちらは、メンバーの知り合いの美容師と企画した「引きこもり中に伸びた髪を自分で切る方法」。
外出が辛い、美容師との会話が苦痛だった経験から生まれました。
「久々に外に出るときの服の選び方」の企画も好評でした。
(古豊さん)「この服だと浮き過ぎないか?ちゃんと溶け込んでるか?注目を集めすぎずかつ変でないというのをすごく気にする」

外に出ざるを得ない状況になった時周囲に溶け込める服装や家から出ずにネットで取り寄せる方法を紹介しています。
読者からは、毎号多くの声が届きます。
購読者の8割は、当事者の親でそこから子どもに渡ることも多いそうです。
(息子が引きこもりの母親)「それまでは私は1年間、自己啓発の本とかありますよね色々な本が。
色々なものを見せてきたんだけど、そういうのは全然心に響かなくて、抵抗してパーンて投げたりもしてたんですけど、この本を見たときに“僕はこんな本が読みたかったんだ”て言ったんですよ。
色んな角度で子どもを見ることが出来るようになった」かつて当事者だった読者も多くいます。
(本屋店員※中・高の一時期不登校)「“励ます”とかそんなことは一切なくて、自分がどう快適に人生を生きていこうとしてみたかということを教えてくれてたので、すごく面白い」19秒現在は第5号を編集中です。
(小・中で不登校美雪さん34歳)「当事者に1人届けばよいと思って作ってるので。がっつり繋がりたいわけじゃないけど、この情報誌で繋がればいいかなという感じです」
(中・大で不登校・ひきこもり福田浩之さん37歳)「解決方法が載っているわけじゃないよというのだけは、少なくとも分かってほしい。
こういう目線もあるよぐらいでちょっと知ってもらえたら」
不登校や引きこもりの生活を否定せず自分なりに前向きに生きる方法を発信し心の支えになる本を目指します。
 

https://www.nbc-nagasaki.co.jp/news_files/thumbnail_b/2019-09/Still0911_00018.jpg
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