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村山 仁志
2017/01/03

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を観て感動したので、七月隆文さんの原作と大谷紀子さん作画のコミカライズ版(2巻まで)も読みました。
ストーリーは――奥手な美大生が通学電車の中で女の子に一目ぼれし、勇気を振り絞ってそのまま告白。なんと返事は超OKのウエルカム! でも彼女には秘密があり、恋するふたりの間には大きな障壁が――という展開。
で、その「秘密部分」が割とガチな(難解な)SF……というか、なんだか懐かしめの設定(昔の海外SFっぽい感じ?)で、映画を観ていて少々分かりにくく、「きっと映画では、その辺の重たい説明はカットしたんだろうなあ」と思ったので、原作に触れることにしたのです。
ところが、原作でもその辺りのSF設定は、軽やかなまでに「あっさり風味」の描写でありました(コミックスもw)。というか、この作品の肝はあくまで主人公カップルの恋物語であり、SF設定はその背景のようなもの。ふたりにとって「恋の障害が何であるのか」はさして重要なことではなく、大事なのは「目の前の相手を全力で愛すること」なのだなあ、ということです。
私としては、それを批判するつもりは全くありません。だって原作小説は、すでに130万部売れているんですから。その数字そのものが、支持をした読者の数が、作品としての成功を示しています。
さて映画は、原作の内容を多少変更していますが、基本的な雰囲気はそのまま……というか、かなり忠実に映像化しています。小松奈菜さんの儚い表情が良いです。福士蒼汰さんは前半と後半の演技の違いがナイス。 そして私も主人公と同じく芸術系の大学に通っていましたので、映像の空気感を懐かしく、心地良く感じました。
大谷紀子さんのコミカライズ版は絵が繊細で美しく、七月さんの瑞々しい文体に調和しています。ただし未完。早く3巻を読みたいなあ。

(※写真は、左からコミック、真ん中が原作小説、右端が本来のカバーに映画のキャンペーンで被せられている表紙)

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